2020/12/31

(ほぼ)1期目を終えての振り返り

(ほぼ)1期目を終えての振り返り

フロントエンドエンジニアの齊藤です。早いもので今年の1月に創業してから(ほぼ)1年が経とうとしています。
ちょっと気が早いのですが、今年の振り返りをしつつどんな事をやっていたのかを記録しておこうと思います。

受託開発と採用

弊社の主たる事業でもある受託開発ですが、関わっていただけている皆様のおかげでどうにかやってこられました。長期で(創業から継続して)お付き合いのある会社様もあれば、単発(~1ヶ月程度)で終わった案件も有りましたが、内容も業務システム開発、ECサイト開発、GraphQLを使った開発のサポート。CMS構築のサポート。など幅広くやらせていただけ自身としても学びの多い1年でした。

売上については約1,600万円で着地となりそうです。コロナの影響?で売上が減った時期も有ったのですが、平均してみるとおよそ見込み通りの額となりました。

10月には始めての採用を行いました。8月中旬にWantedlyの募集を出してみたところ、想定以上の反響があり時間を見つけながら面談を行いました。経験者向け未経験~ジュニアなWebエンジニア向け の募集を出したのですが、実際には未経験からの応募がほぼで、公開から1~2ヶ月ぐらいで30件ほどの面談を行いました。ちょうどコロナの影響で案件が縮退気味の時期でもありヒヤヒヤしていたのですが、どうにか案件の調整ができ、無事に10月に1名の採用となりました。

その後も継続して未経験者応募はあり、累計すると60件ほどの応募となっていました。この社会情勢を受けてニュースでは飲食・接客業等の業績不振といった話もありますが、Webエンジニア転職ブーム?に加えてそれが応募増の一つの要因になっているのかなとも思いました。

採用に当たっては各種フォーマット(就業規則・賃金規定)を用意したり、各種申請などの壁も有ったのですが、顧問で関わって頂いてる皆様のご支援もありどうにか滞りなく進めることができました。

この1年を通して、固定費(給与)に関しては人を増やしても滞りなく支払えるぐらいの体力が付いてきたかなと思いますが、 採用スキルに見合った案件探し のバランスに悩んだ一年でした。

例えば既存のサービスの改善であれば既存のソースコードを読めるだけの コードリーディング力 が必要になりますし、煩雑な業務要件がある場合には 設計・理解力 が問われる場面もあります。自身の経験(年数・経歴)をウリに案件を探せば探すほどジュニアなエンジニアが関わるには難しい案件になってしまうという悩みもありました。

一年を振り返ってみると、案件探しの一環で約40社の方に(リモートで)お会いしました。その中から案件に繋がったものは7社ほどなので、約20%程度の成約率という所でしょうか。タイミングの問題・予算感の問題等ですぐのご縁につながらなかったものもありましたが、今後のご縁になれば良いなとも思っています。

助成金の応募

税理士さんからのすすめもあり助成金の活用もやっています。先日から創業補助金にも申請を出しており、書類審査を通過、面談も終えました。結果は来年の春頃になるようでドキドキしています。

補助金の申請に当たって事業/経営計画の作成・各種試算を行っていたのですが、こういうものと縁の少ない経歴だったのもあり貴重な経験となりました。スケジュールの作成というのは今まではサービス開発の工程としてでしかやってこなかったのですが、この月にこれぐらいの売上が立ってないと利益が出ないな。など自身でお金を扱うようになるとこうも 考える のが、また 実現する のが難しいものかと感じています。

そういえば年末に持続化給付金の給付対象が増えた(= 2020年創業に関する特例)という話を聞いて駆け込みで申請したりしました。当初(夏頃)は2020年1月創業は給付対象外だったので諦めていたのですが、改めて確認してみた所、条件を満たしていたので無事に給付され、思わぬクリスマスプレゼントになりました 🎅

新規事業

手探りながらも色んな方とお話していくなかで感じたのは、条件に合う案件を探す。というよりも事業を作るという形の方が伸びしろがありそうだなということです。新規事業であれば制約も少ないのでジュニアなエンジニアへの分業もしやすく、きちんと収益が上がる構造が作れれば継続して採用・育成に繋げられると考えています。

まずは自社事業という事でこんな事を考えています。当然収益化が一番の問題ではあるのですが、当面は受託開発もあるので、そちらとのバランスを見つつ時間を作って取り組んでいます。

  • GraphQLを使ったAPI生成の自動化
    • 創業当初から継続してやっているのですが、1年の運用を経て溜まった知見を元に開発を地道に進めています。日中は案件対応があるので主に余暇時間(夜間帯)を使ってるのですが、自分の時間を使っての開発ではモチベーションを保つのが難しいですね・・売上が立ってくればモチベーションに繋がりそうです 😇
  • プログラミングスクール事業
    • 先日作ったWebフロントエンドのマニュアルも含めて、カリキュラム・サービス作りを進めています。創業補助金も活用しつつやっていきたいなと考えています。
  • その他アイデア
    • 社員からの持ち込みのアイデアでの開発なども進めています。こちらは研修としての側面もあり当人の使った事のない技術を使ってもらいつつ、勉強も兼ねてやってもらっています。

来年に向けて

受託開発ならではの学びも勿論あるのですが、やはり冒頭に書いたように制約の少ない(かつ裁量のある)新規事業というのもそれならではの学びがあるように感じています。特に変わった話ではありませんが、受託開発を堅実にやっていきつつ、人が増えた分出来た時間を使って新規事業を少しでも形にしていこうと決意を新たにしました。

採用という観点ではシニアなエンジニアの採用も引き続き狙っています。ただ、これだけ経験者の需要が強い状況で応募を集めるのは容易でないなとは思っています。反面急いでる訳では無いのでマイペースに発信を増やしつつ、見つけてもらうチャンスを増やしていかないとなと思いました。

来年はスクール事業といった話もありオフィスを構えようと考えています。今年はリモートでの孤独な働き方が長かったのでコロナが落ち着けばそこで仕事もしつつ、社外の方との接点も増やしていけると良いですね・・

こんなご時世ではありますが、この辛い一年を乗り切ったことで自信は付きました。来年は今年よりも良いことがあるといいですね。

関わっていただいた皆様へ感謝しつつ、今年の振り返りを終えようと思います。皆様良いお年を ‼️

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